笑う推しには福来る

ファンレター書くタイプのオタク

推しへ手紙をたくさん出す理由ときっかけと、私が手紙をもらう側だった時の話

1つ前の記事にたくさんスターいただきましてありがとうございます!
とびきり嬉しいことだったのでさらに嬉しくなりました。

補足しておくと、あれは推しが私に特別な対応をしたとかではないです。
他の人だと、あだ名をつけてもらえた人もいれば、後日のライブで個別ファンサをもらえるきっかけになった人もいる。
わずかな時間で、来てくれたファンひとりひとりのことをちゃんと見て、嬉しい言葉をくれたり、とびきり楽しませてくれる、素敵な人なんです。
特定の誰かに対してだけじゃなく、誰に対しても優しくて楽しませてくれるところが推しの魅力なので、そこだけはご理解いただけたら幸いです。
前の記事はこちら↓
手紙妖怪がヒトになれた話 - 笑う推しには福来る


さて、今回は何故私が手紙をたくさん出すのかについて書こうと思います。

■手紙をたくさん出す理由
簡単に言うと、もし私が同じ立場だったら仕事をする度に手書きの感想をもらえたら嬉しいから。
というか、実際にもらってすごく嬉しかった経験があるのと、別の界隈で感想をたくさん送ることでいいことがあったから。


■私のが手紙をもらう側だった時の話
これは比べるのもおこがましい話ではあるのだけど、絵を描いて同人活動してた頃、新刊を出したり絵を投下すると、リプやメッセージやお手紙をいただいてました。
これはもらった側しかわからない感情かもしれないんですが、感想をもらうとものすごく嬉しいんですよ。たとえ一言、良かったです、とかでもとても嬉しい。

ただ、最初から最後までじっくり読み込んでくださった上にほぼ毎ページごとにここが良かった!っていうのを書いたすごく長い感想をいただいた時は、書いてくださった人が神様に見えた。
1ページ1ページ描いたもの全てを大事に読み込んでくださったことが死ぬほど嬉しかった。
そういう経験があるので、私が出す推しに対しての手紙もDVDや写真集など、じっくり見れるものに関してはここのこれが最高!っていうのを伝えられるだけ伝えたくて長くなりがち。
※自分を神様扱いしてほしいとかじゃなく、最初から最後まで最高でした!っていうのをしっかり伝えたいという話

長文の感想といえば、ちょっと前にTwitterでバズってたこの動画、本当にわかりみしかなかった。もらったら本当にこうなります。

もらった時の『嬉しい』も、いろんな種類があって、

・感想を送ろうと思ってもらえるぐらいに読んだ人の心を動かせたこと
・感想を送るために文章を考えてくださった上に書いて出すという行動に出てくださって、作品への『好き』を形にしてくださったこと(たとえ超人気作家さんでも読んだ人にこの行動を起こしてもらえること自体が1/1000レベルですごくレアなので、行動に起こしてもらえるの自体がものすごいこと。決して当たり前に起こることではない)
・おそらく何度もすごく読み込んでくださったこと

その他いろんな『嬉しい』がいっぱい押し寄せてくる。

感想をもらえると、ものすごくやる気が出ます。冗談ではなく本当に、どんな栄養ドリンクよりも効く。
今はもう描いてない身ですが、私はオンライン上でもらったメッセージは全部スクショして印刷してます。
気持ち悪いかもしれませんが、作品を紹介された先で紹介した直後に独り言としてつぶやかれた「最高」とかも保存してます(個人的にこのパターンは本当に心の底から思って出た言葉だと思うから本気で嬉しい)
手紙も印刷した感想も、絶対に水濡れしない、災害が起きてもぐちゃぐちゃにならない場所に綺麗な状態で保管しています。そこまでするぐらい、大事な大事な宝物です。
元気のない時はそれを読み返して、嬉しかったなあって気持ちを呼び起こして、やる気に変えることは今でもあります。

嬉しいとか幸せって気持ちは、ものすごいパワーになるんですよ。
趣味でゆるくやってた私ですらこうなので、生きるために人に夢を与える仕事をしている人なら、「見た人の心を動かせたかどうか」っていう明確なモノは、趣味でやってる人とは比べものにならないぐらい、次の仕事へのモチベアップに繋がってるんじゃないかなって。
逆に、人によっては、反応が乏しいといい仕事をできていなかったんじゃないかって思ったりするかもしれない。

特に私の推しは感想が欲しい、手書きの手紙は嬉しいというのを何度も仕事上でストレートに言ってるし、人を笑顔にしたくて行動してる。
だから、少しでも良かったよ!っていうのをちゃんと伝えたくて手紙を書いたり、接触で伝えるようにしてます。
その行動をすることで、少しでも活力になってくれたらいいなと思ってます。


■好きな人には感想を絶対に伝えようと思ったきっかけ
過去にものすごく好きな作家さんがいました。
その方はサイトで作品を発表し続けていました。

作品の雰囲気、登場人物、ネタ、何もかもが大好きで、毎日読んでは幸せな気持ちになっていました。
ある日、拍手が設置されたので、その日から更新の度に感想を送るようになりました。
ちなみに、これが初めて人様に送った拍手でした。いつも楽しみにしてて、作品が最高っていうのを伝えずにはいられなくて、気づいたら行動に起こしていました。
日記で拍手レスがあったりすると言葉が届いたことにも嬉しくなって、もっと通うようになりました。

その状態がしばらく続き、連載が終わったタイミングで、作家さんが私に伝えたいことがあるからメアドを教えて欲しいっていう私信をくれたんです。
もしかしたら毎回拍手送っていたのが迷惑だったのかな…と思いつつも、それならそれでちゃんと作家さんの言葉が聞きたいと思って、拍手からメアドを伝えました。
(※拍手はIPアドレスも一緒に送られるから、匿名とはいえこの人が今回も送ってきてくれた、みたいな把握はある程度できる)

作家さんからはすぐにメールが来ました。
そこにはこんな内容が書かれていました。

諸事情でサイトを閉鎖するけど、あなたの言葉にいつも救われていた。連載を続けることができたのもあなたのおかげ。
せめて、閉鎖する前にあなたのリクエストに応えさせてくれないか。

閉鎖すること自体にショックは受けたけれど、好きな作家さんの励みになる言葉を送れていたことがわかって、すごく嬉しかった。
ここで、いやいやいやいや私なんかがみたいな卑下を送るよりも、素直に最後に最高の作品を拝見できることが約束されていることを喜ぼうと思って、本当に最高の作品だったから自然と感想が出てきて毎回送らずにはいられなかったということと、リクエストしたい内容を正直に送りました。

後日、私のリクエストだということは伏せて、最後の作品がアップされました。
リクエストの内容を丁寧に汲み取ってぎっちり詰め込まれた、最高の作品でした。
拍手じゃ字数が足りなくて、メールで長文の感想を送らないでどうするっていうぐらい素晴らしくて。
やっぱり、この作家さんの作品が大好きだと思わずにはいられなかったです。

その後も何往復かメールでやり取りをした後、サイトは閉鎖されました。
ただ、落ち着いた頃にTwitterであちらから私を見つけてフォローしてくださって。
それからはお互い別の沼にいるけれど、ゆるく相互でつながっています。
日常のつぶやきも面白い方なので、仕事の休憩中に見てふふってなっていいねつけたり、あちらから同じようなシチュエーションで私のつぶやきにいいねをもらったりするのが密かな楽しみです。

おしまい。


■つまるところ
推しとつながりたいとか要求に応えて欲しいというわけじゃなくて、良かったよ!っていう好意的な感想を送り続けることで、自分だけでなく送られた側のことを幸せにできていたということがあったから、推しが感想欲しいって何度も発言している以上、私も感想を送ることなら出来るから、それで推しが少しでも幸せな気持ちになってくれたらいいな、と思って今に至ります。

Twitterで感想を送るのは正義!みたいな内容がよくバズってるけど、本当にそのとおりだと思います。※ただし、求めてない人もいるからそこはちゃんと見極めてね
たった1人からの1通の感想でも、本人にとってはなによりもやる気が出るものだったりすることもある。それはもうもらった本人にしかわからないものだから、私が伝えなくたってたくさんの人から手紙やコメもらってるからいいよね、とか、特別扱いを望んでないから、なんて思わずに、応援したいと思っている人にはじゃんじゃん伝えるべき。

感想書くのがハードル高いってよく見かけるけど、変に飾ったりしなくていいんです。
思ったことをストレートに伝える。それが一番相手に想いが伝わります。
とりあえず、よかったところを箇条書きでいいから書き出してみて、書き出したところの特になにが良かったのか、を掘り下げる。それを繰り返して、最初と最後に挨拶をつけたら感想の出来上がり!
あとは本当に慣れなので、とにかく伝えることを習慣づけたら自然に感想を伝えられるようになるかも。


なんかオチを見失っちゃったんですが、手紙もらうと嬉しかったし、送って幸せにできたことがあるからこれからも手紙を出し続けるよ!っていう話でした。