笑う推しには福来る

ファンレター書くタイプのオタク

『好き』の期限は3年というけれど

推しを知ったきっかけの舞台が今日で4周年でした。
そして、ちょうど数日前に、私が推しを初めて生で見た日から3年になりました。
今日はそこから感じた話です。


◆『好き』の期限は3年説
恋愛関係でよく聞くこの言葉、最近、これをすごく目の当たりにしてる出来事が推し事でいろいろあって。

私は誰とも繋がらない代わりに、とにかく検索して、自分にはない視点で推しや作品を見ている人のつぶやきや記事を見つけて、一方的になるほどなー!ってなりたいタイプです。
そういうことを日常的に続けていると、頻繁に推し関連のことをつぶやいてる人って自然と覚えるんですよね。
(※なぜフォローしないのかというと、誰とも繋がらないと決めているのと、検索したこと以外の情報は求めてないし、自分が好感を抱くかとは別のベクトルだからです。推し関連のことをちょいちょいつぶやくけど、それ以外はとがった政治系や炎上ネタのRTや発言が多い人とか結構いますしね…)
あるあるだと思うんですが、強火な人だと、推しに関連したものをアカウント名やアイコンに含めていて、目に見えるもの全てで推しのファンです!っていうのを体現していて自然と覚えてしまうこともあります。

私と同時期に推しを知った人は、今の時期で推して3年になります。
で、その時からのファンが今も残っているかというと、見える範囲ではだいぶ減りました。
推し関連のアカウント名やアイコンだけど、ホームを見てみたら完全に担替えしてたり。
毎回コメント1ゲットしないと気がすまないタイプに見えてた人がコメントすら送らなくなって現場にも来なくなったり。
アカウント自体消えている人もいると思います。
今年の前半ぐらいまではどの現場にも絶対最前にいたガッツがいなくなってたりもあります。
あとはあんまりおおっぴらに言うことじゃないけど、私より古くから推してるガッツの何人かが最近になって急にお宝大放出してるのは、タイミング的にこの記事に書いた、推しが悪いことをしちゃったのが無理で降りたのかなあとか。これだけは推しがガチで取り返しのつかないことをしてしまったのではと、めちゃめちゃ気にしてます…そういう人に限ってお気持ち表明したりせずに黙るか推しにだけ伝えて去りますからね…

これが悪いということではないです。
新しいコンテンツを好きになったり、推しが新たにできた経験は私にもあるので、否定する気は全くありません。
ただ、3年以上同じ人を好きで推し続けるっていうのは、私以上に熱量があった人でも難しいんだなっていうのを特にこの数ヶ月で、現場でもネット上でも見てしまいました。


◆『3周年』を迎えてしまうのがこわい
だからこそ、こわいんですよね。私が推しのファンになった時期から3年が来るのが。
私は推しを知ったのとファンになった時期が違って、ファンになって3年の時期は約3ヶ月後にきます。
ちょうど来月からのライブツアーが終わる頃です。

ライブにはなんの心配も抱いていなくてむしろ期待しかないのですが、それと熱が落ち着くって別なんですよね。
それこそ、前回の記事に書いた『最高すぎて成仏して降りる』を実現してしまうかもしれない。
今、降りるつもりは全くなくて、なにがあってもずっと推し続けると思っていても、私も人間なのでこの先なにが起きて、どんな感情が湧いたり環境が変わってしまうかは分からないです。
先に降りた同担だって、推してた頃は私と同じように思っていた人もいるんじゃないかと。

ただ、私がこわいっていうのが、過去に人生の半分以上の期間、ガチファンだったコンテンツから降りたことがあって。
いろいろ限界を感じて自分から降りたんですが、ひどいロスに見舞われて半年ぐらい何していいかわからなくなって、精神的に廃人みたいになってたんですよね。おそらく、依存症によくある離脱症状の一種だったんじゃないかと思います。
自分の人生にそのコンテンツがあるのが当たり前すぎて、ない状態っていうのは思春期より前に遡るから、社会人になった状態の自分の生き方がわからなくなってしまって。
当時のような経験はできればもう二度と味わいたくないんです。


◆その時のベストを尽くしていくしかない
でも、推しも私も生身の人間なので。
伝わったと思えたことや今まで以上のものを見せてくれたら、今まで好きだったどのコンテンツよりも嬉しくなって「沸いたー!」ってなるんですが、いつなにが起きるかは誰にもわからない。
自分以外のことが原因で降りないといけなくなることもあるかもしれないし、本当にわからない。

いろいろ見てきたり自分の人生経験を振り返ると、結局のところ、未来でなにが起きても後悔しない選択を続けていくしかないんだなあと、つくづく思います。
こわいって思うのはそれだけ推しのファンだからだということでもあるので、その気持ちは前向きに捉えて大事にしつつ、推しを想うだけでなく、自分の人生も大事にしていくのがベストかな、と。

また、ベストを尽くす=常に100%の力を出す、というわけでもないです。
多分、燃え尽きるタイプは常に120%出しすぎててプツンと切れるんだと思います。
ロスがひどかった時の私もそうでした。

私の場合は正直、加齢で年々無理がきかなくなってきているのは実感しているので、自分の心身を労ることもベストを尽くす大事な要素として捉えることが必要で。
仕事や推し事以外のプライベートや自分の状態をきちんと知った上で『これ行ったら翌日死ぬな』と感じたら行かないとか『この日はなにもせず寝ることに充てる』とか、休息もきっちり取ることで結果として長く健全に推せる環境を作ることがベストを尽くすということかな、となんとなく感じています。

推し事はあくまで自分が推しを推したいから推すだけで、人と比べる必要はないから、自分にとって最適な推し方を見つけていくことが長く推し続ける秘訣なのかな、と思いました。
それを踏まえて、できれば3年以上、来年もその先も、推し続けていきたいな。


◆◆◆
ここまで書いて気づいたんですけど、“『好き』の期限は3年“のそもそもの意味の、「相手から新しい『好き』が供給されなくなった状態で好きで居続けるのは3年が限度」というのは全然推しに当てはまらないから気にしてないんですよね。
推し自身「常にそれまでを更新していかなきゃ長く推してもらえない」というのを言っているので、毎回、新しい推しを見せ続けてくれていて、いつも「沸いたー!」ってなれてます。
そして、「無理せず長く推してもらいたい」とも言ってるから、私も自分の『無理しない』ラインをちゃんと分かっておこうと思います。
思っていた以上にそのラインが低くてショック受けたりはありますが…受け入れるしかないんですよね…
推しの仕事には絶対の信頼を置いているので、それを少しでも多く長く観れるよう、健康で長生きできるように努めていきたいです。