笑う推しには福来る

ファンレター書くタイプのオタク

2年ぶりにスタンディングオベーションを送れた話

前回の記事をアップした数時間後に推しから『ご報告』*1をくらいましたが元気に推し続けています!
miyama-oc.hateblo.jp

また、去年からずっと願っていた『ワクチン2回打って抗体ついたら現場復帰』も叶いました。
でも、感染拡大の影響で肝心の舞台やイベントが中止・延期になって、チケットの払い戻しを何度も経験した1年でした。
だからこそ、タイトルに書いた『2年ぶりにスタンディングオベーションを送れた』ことが嬉しすぎた話で2021年をハッピーに締めたいと思います。

◆私にとってのスタンディングオベーション

あくまで私は、って話で。

最高の演技・作品を見せてくれてありがとう!
本当にお疲れさま!

っていうのを一番ダイレクトに伝えられる手段がスタンディングオベーションだと思ってます。

さらに、コロナ禍ではキャスト・スタッフが1人も感染せずに稽古から千秋楽まで走り抜けられること自体がものすごく難しくなってしまった。
観客側も感染対策の一環で声をあげるのやスタンディングを禁止されている場合も。

また、私は1人だけでは立てない、周りの空気を読んで立ちたいタイプです。

今の状況下でのスタンディングオベーションは、いろんな条件が合致しないとできないものだと思っています。

◆2021年の現場

スタオベの話に主軸をおいて書いているので、舞台の感想はあえて入れていないです。

今年推しが出た舞台は3本。
最後の公演でやっとスタオベできました。

①ストレート

4月。公演途中で緊急事態宣言が発出されたせいで千秋楽だけ無観客配信に。

宣言が適用になる前日の公演で、主催が「これが最後の公演になるかもしれない」と言っていて。
そこで、急きょアフタートークショーを追加してくれたり、推しも自分の予約で取った人1人1人に舞台上から頭を下げてくれました。
今できる最大限のことをしてくれたからこそ、こっちもスタンディングオベーションでお礼を伝えたかったです。

千秋楽のカーテンコールでは推しが無観客なのをいいことに客席に設置されたカメラまで移動したり、舞台下のマイクに顔を近づけてずっと「ありがとう」を言ってくれて、そういうとこが好き~~~~~ってなりました。
その、好き~~~~~って表情や笑ったのをリアルタイムで見てもらえなかったのはくやしい。
(これは私個人でなく観客がそういう顔してるのをって意味で)
やっぱり現場しか勝たんと改めて思った公演でした。

②去年の一回目の緊急事態宣言で中止になった2.5舞台

8月。第5波真っただ中に幕が上がった公演。
つまり、去年一度中止になった時よりも状況は厳しい。
実際に他の舞台で次々に感染者が出て公演中止になっていったので、この舞台もいつ中止になってしまうか気が気じゃなかったです。

地方公演1日目でついに関係者に感染者が出て中止になりました。
でも、現地入りする前に陽性がわかったので、その人は移動せず。
他のキャスト・スタッフも検査して全員陰性が確認されたので2日目から幕が上がりました。
その後は大千秋楽まで公演が続きました。

東京→地方1→地方2の公演だったんですが、地方1への移動以降キャストはずっとホテル生活だったみたいで。
推しがそれで滅入ってるのが最後の地方公演でわかってしまっただけに、大千秋楽こそは「ここまで頑張ったね、お疲れさま!」の意味もこめてスタンディングオベーションを送りたいと思ってました。

でも、叶いませんでした。
ダブルカーテンコールの最後で「トリプルありません」と言われてしまって。
大人の都合や情勢やタイミングとかいろいろあるのもわかるし、でもやりたかったなあってのもあるし。
最終的に、全部コロナが悪い!一生許さん!て気持ちが更に増した公演でした。

③コロナが一番落ち着いている時期にあった2.5舞台

12月前半。まだオミクロンが市中感染していない時期でした。
都内で感染者1桁の日もあったので、正直、もうスタンディングオベーションできるだろ!!って思ってました。

この作品は推しが小さい頃からずっと好きでやってきたスポーツがメインです。
舞台化の告知の前から原作ファンに「もし舞台化されてこの役やるなら推ししかおらん」と言われていて、実際にその役に推しがキャスティングされました。

推し自身もこのスポーツを舞台上でやるのが長年の夢で。
稽古が始まる前からプロの選手と一緒にやっている動画をよくあげてくれていました。
「経験者だからこそ、カンパニーを引っ張っていく!」と意気込んでいる推しは今までで一番楽しくやる気に満ちていたので、観劇も本当に楽しみでした。

いざ幕が上がったら、本当に推しが楽しそうなんですよ。
推しの夢が叶った姿を観れて、嬉し泣きしました。

プロの選手の舞台上でのパフォーマンスがかっこよくて、客席から手拍子や拍手を送るのも楽しい。
アフタートークショーで選手たちと一緒にパフォーマンスして、劇場を沸かせた推しが誇らしかったです。

そんな、推しも私も最高に楽しめている舞台でスタンディングオベーションをなんとしても送りたいって思わないわけがないじゃないですか。


千秋楽。
ダブルカーテンコールでキャストが捌けた後、すぐに観客が立ちました。
トリプルがあろうがなかろうが立つ!って気概を感じた。
私以外にスタンディングオベーションしたいと思う人がいて嬉しかったです。

トリプルカーテンコールでキャストが入って来た時。
キャスト側もスタンディングオベーションの景色を久々に観れた人が多かったようで、みなさんじっくり眺めて味わっていて、話し出すまで結構かかりました。

この舞台は目の前で本物のスポーツのパフォーマンスが繰り広げられるので、感染だけでなくケガも心配だったんです。
しかも、前楽の公演中に地震が起きて一時中断になって。
幸い、暗転中に起きたので誰もケガせず、5分ぐらい経ってから公演が再開されました。
誰一人欠けずに、最高の形で千秋楽を無事終えられて本当によかった。


スタンディングオベーションでは

最高だった、お疲れさま、頑張ったね、グッジョブ!、幸せそうな顔が見れて私も幸せ、ずっと健康でいてくれてよかった、芸能の仕事を続けてくれてありがとう、推し続けてよかった!

この舞台だけでなく、これまでのいろんな気持ちをこめました。

拍手の音、キャストの表情、劇場全体の空気が本当にあったかくて、幸せな時間でした。

最高の作品を観た直後のこの瞬間が大好きだと、2年ぶりに実感できました。

◆劇場での観劇って最高!

スタオベの有無に関わらず、劇場で観劇すると視点が自由なのも最高で。
これは今年前半までの1年半、視点が強制的に固定されてしまう配信を観るしかできなかったからこそ、強く思いました。

私はやっぱりリアルで観劇して、生の迫力や空気感を浴びたいし、好きな視点で観たいです。
自分の目でどう追うかだけでなく、座席の場所でも見え方変わったり気づきがあるじゃないですか。
前方後方2Fセンブロサイド、1つの作品をいろんな位置から観て味わいたいタイプなので、また楽しい観劇ライフを過ごしていきたいです。

その上で、「良かったよ!最高の演技を見せてくれてありがとう!」を拍手にこめて送りたい。
だから、これからも感染対策をしっかり続けて現場に行きます。

◆推しはもちろん最高!

「リアルの観劇楽しい!」って気持ちになれるのは推しが毎回最高の演技を見せてくれるからです。
毎公演、一期一会の精神で演じてくれているからずっと新鮮な気持ちで観れます。
拍手だけじゃ伝えきれない、「ここがよかった、好き」「推しのおかげでハッピーになれた」などはまたこれからも手紙で伝えていきます。


◆◆◆
そうそう、推しがフリーになってからファニコン始めて、オンライン上でもファンレターが送れるようになりました。
公演後すぐの沸きまくった新鮮な感想をプレボ介さずに送れて便利です。
(そもそも今は感染対策上プレボが設置されてる舞台やイベントがレア)

推しもタイミングが合えば早くて数分、忙しくても2日以内に既読がつくぐらい頻繁にログインして読んでくれてるし、内容を配信やスクラッチで当たるボイスメッセージなどに反映してくれるので、本当にファンレター読むの好きなタイプみたいです。
あと、「既読はつけるけど返事はしません」と開設時に明記してるので平和。

私の場合、紙のファンレターとファニコンのファンレターを使い分けるようになったので、またそのあたりも手紙関係の話として書きたいです。
今はバーイベ間近だしすぐに次の公演とバレンタインも控えているので、いつ落ち着くやらですが…
そろそろ推して5年なので、心境の変化なども書き綴りたいですね。


今回は楽しくオタク続けてますという生存報告も兼ねての話でした。
2022年はこの記事を読んでくださった方も今年以上にハッピーな1年になりますように。
良いお年を!

*1:事務所退所してフリーになりました報告でした。オタクにとってはいい話。