笑う推しには福来る

ファンレター書くタイプのオタク

3年目の2ショット・リベンジ

台風でいろんな舞台やイベントが中止になっている中、うちの推しも稽古休みになったようで、好きなものをがっつり食べ、しっかり備蓄をしている様子を上げてくれていました。
そのことにほっとして、私もブログ書く余裕ができたので書きます。
自分自身が危ない時には身近な人やファンの心配をするより、まずは身の安全を確保して知らせてくれる人で本当に良かったです。これからも安心して推せる。そのためには被害が少しでも広がらないことを祈ります。


ここからタイトルのネタ。
推しは毎年、今ぐらいの時期に2ショットの撮れるイベントをやってくれます。
今年で3年目。
去年はそのイベントが2日で計4回あったけど、認知されたのが発覚して3ヶ月目でまだ気持ちの整理ができてなくてぐちゃぐちゃな時期に、推しも私も疲れている状態で撮ったので、イベント終了後にしばらく病んだ。その時の記事がこちら。
miyama-oc.hateblo.jp

今年は3連休に3都市で7回開催で、今までで一番ハードでした。
スケジュールが発表された瞬間、やっぱりどうしても去年のうまくいかなかったことが蘇ってきて。

でも、この1年間でたくさん推しに会って話をしたことで緊張は完全になくなっていて、そんな強行スケジュールじゃ特に最終日は推しが疲れるのはわかりきっていたので、『私も無理をせず、思いつめたり深く考えずぎず、その時の推しをちゃんと見て、自然に笑える雰囲気にしよう』と気持ちをすぐに切り替えることができました。


いざイベント当日。
1日目、2日目はお気に入りの衣装で出てきてくれたのを喜んだり、その地方の他愛もない話をして楽しい雰囲気になれた上で2ショットを撮ったり、サインをもらえました。
推しも私も自然に笑っている写真を撮れていて、心底ほっとしました。
なんていうか、いい意味でお互い慣れたかな、と思えるような写真でした。


さらに最終日。
この日は指定のポーズの中からセレクトして2ショットを撮る方式でした。
今までのこのイベントもそうで、今回はその中に1年目と2年目に撮ったポーズがどちらも入っていたんですよね。

振り返ると
1年目:初めての接触で緊張が表情にダイレクトに出ている上にメイクもつたない
(恥ずかしながら、この頃は眉毛も自己流で整えてたから形がやばい。今はアイブロウサロン通ってるので、そこだけは人の形を成すことはできてるといいな…)
2年目:推しも私も疲れてて表情に出てた(上の記事参照)

という感じで、その時のベストは尽くしていたものの、リベンジを望んでいたポーズなので、発表された時はすごく嬉しかったです。

ただ、この日のイベントが今までで一番ぐだぐだで、最初の部が45分押しで始まったんですよね。
最終日な上に次の部までの休憩時間もほぼなくて、30分遅れで始まった物販の2ショット券は瞬殺で、待機中に倒れた人や売り切れで落ち込んで泣いてる人もいて会場の空気が殺気に満ちているわで、そんな状態の客を楽しませないといけない(しかも推しに非は一切ない)推しの心身の負担が去年の比じゃないのは目に見えて明らかでした。
私もランブロコンプのために物販待機して昼ごはんを食べそこねて、朝からイベント終了まで半日水だけで過ごしたので、最後の2ショット待機中はかなりきつかったです。
ぐだるとわかっていれば対策はできたかもしれないけど、今まではスムーズに行われていたので、今回こんなことになるとは誰も予想してなかったんですよね。


さて、そんな、推しも私も極限に疲れている状態で、どうやって最高の2ショットを2パターン撮るか。

笑顔はお互いに厳しい。やっても去年のように『疲れてるのに無理やり作った笑顔』がきっと出てしまう。

でも、今回のイベントで不満を持ったファンが大勢いただけに、これから先リベンジできる機会があるかはわからない。
その上、この日推しが着ていた衣装が最高に似合っていて好みだったから、どうしても楽しい思い出としての2ショットを形に残したかった。

もう、今回に賭けるしかなかったんですよね。
だから、待機中に糖分の足りていない脳みそをなんとかフル回転させて、どういう流れにして楽しく撮ってもらうか、今までの接触の中で一番考えました。

考え抜いた答えは『推しがすぐに作れて楽しめる表情をさっと提案して、2人でやる』

幸い、それぞれのポーズに合ってなおかつ推しがノリノリでやれる表情はこれだ!というのがすぐに浮かびました。
断っておくと、ただ無茶振りをするのではなく、推しはそういう表情が得意なことが前提にあって、いつも以上にファンを気遣いまくっていた推しに『かっこつけなくていいよ、力抜いてふざけていいよ』っていう意味合いをこめた提案です。
それを読み取ってくれるかは私の持っていき方次第だったので、たった3秒でも、目が合う前から話しかける表情やしぐさなどには、疲れやしんどさ、作戦が成功してほしいという必死さは一切見せないようにしました。とにかく自然な笑顔で。「イベント楽しかったよ!」っていう気持ちを込めて。

いざ、撮影となって。
あくまでわくわくした感じを全面に押し出してお願いをしてみたら、推しが自信たっぷりに「任せろ!」って言ってくれたんですよね。
その一言で、私も「よし!」ってなれて、今までで一番いい感じの表情が自然にできました。

撮った後も、楽しそうに自信満々でやりきってくれたのをいろいろ伝えてくれて。
なんていうか、ファンが一方的に喜ぶだけでなく、推しも満足できるものを撮れた、一緒に戦い抜けたなって、思わず拳を合わせたくなりました(もちろん実際にはしてません)

推しが自分の仕事に自信を持ったコメントをしてくれるの、すごく好きなんですよ。
それを間近で聞けた、私の提案でそれが叶って直に伝えてくれたことも嬉しかったです。

あと、この写真を撮ってくださったのがマネージャーさんだったので、マネージャーさんもこの一連の流れにNGを出さずに見守って、最高の2枚を撮ってくださったことには感謝してもし足りません。
マネージャーさんからNG出ないなら大丈夫だ、みたいな絶対的な基準というか安心感、ありますよね(?)

実際に出来上がった写真も、2人とも疲れを感じさせない、最高の表情で撮れていました。

こうして2パターンとも、きっちりリベンジを果たすことができました。
今までで一番体力を削られたし、今までで一番頭を使ったけれど、今までで一番満足はできたので、達成感は半端ないです。


今回みたいな状況で、推しにダイレクトに「疲れてるよね、時間取らせてごめんね」って言ったり、あからさまに気を遣ってそそくさと立ち去るのは、かえって推しの心労が増えるだけだとこの1年間で学びました。
そういう心配をしてくれるファンは私の他にごまんといて、推しからしたら何度も言われて返すのもしんどいようなので。
たとえば、私も、病気で会社を休んだ翌日に出社して「大丈夫?」って人に会う度に言われて返すのはしんどいです。そういう時の気持ちに似ているかなと。

なので今回は「お互い疲れてるけどそんなのわかりきってる!だからこそ、今この瞬間だけでもそれを忘れて楽しもう!」という流れに私から持っていくことができて、推しもそれに全力で乗っかってくれて、うまくはまったのでほっとしました。

推しが私を「こいつバカだ」と思ってくれるぐらいでいいんです。実際バカではあるけど、これまでも私なりに考えた上でバカになっているところまで推しは見抜いた上で乗っかってくれていたところがあるので。
逆に推しも「人からバカだと思われていたい」ところがあって、ファンは推しの鏡とはよく言ったものだなあと。
(余談ですが、とある推しの役者仲間が「推しはわざとバカになる」と評したことがあって、それはすごく理解できたし、その方が推しのそこを見抜いていいところだと思ってくれていたのがめちゃくちゃ嬉しかったです)

ちょうど半年前の接触で、推しが私にバカなことをたくさん言って笑わせてくれて、他のファンには真面目な態度をしていたことに不安になった時とは逆で、今回は私がバカなことをして推しを笑わせて、いつも以上にファンに気を遣っていた推しの肩の力を抜かせたのが本当に鏡みたいで、した時は自覚なかったんですが、気づいた時はちょっとびっくりしました。
この記事の出来事ですね。
miyama-oc.hateblo.jp

私が推しの考え方に感化されたのか、元から似ているところがあるのか、両方なのかは分からないけれど、推しと楽しい時間を共有できるとどんなことでもやり切れるぐらいのパワーをもらえるので、これからもファンとして推しを応援して、支えられるところはサポートして、共に戦い抜いていきたいと改めて思いました。



来週は今回書いたのとはまた別の、推しが一番仲の良い役者仲間と一緒のイベントがあるので、今年一番癒やされてこようと思います。
若手俳優がネコチャンと戯れるのを見ているだけでとんでもなく癒やされるということが番組を見ていてよくわかったのですが、イベントの来場特典が『推したちが撮ったお気に入りのネコチャンの写真』という時点で最高に癒やされるの間違いないです。
ネコチャンの写真を飾るスペースを用意した上で、イベントに臨みます。